3月4日(金) 予測不能

こんばんは。

木津エリアの宮川です。

さて、次の2つのデータをご覧ください。
2019年度(3年前)と2020年度(2年前)のデータです。

この表にある「差」の合計は前期選抜で南陽高校を受験したけれど、
合格を得られなかった受験生の数です。

これは中期選抜で南陽を受ける可能性の高い受験生の数とも言えます。

例年、中期選抜の志願者数はこの数字から60名程度増えた数になります。

前期選抜で、堀川、西京、嵯峨野、桃山を受験したけれども合格できなかった生徒が
毎年、京都府全体で450人程度でます。
この450人の中で山城通学圏に住んでいる受験生は中期選抜で南陽高校に出願をすることができるので、中期選抜の志願者数は「差」の合計の値から60名程度増えます。

そして、こちらが昨年度(2021年度)入試のデータです。

昨年度は1.6倍という、とても高い競争率になりました。

しかしこれは、前期選抜終了時点である程度予測できていました。
前期選抜の段階から志願者が多く、例年通りの「差」の合計から60名程度志願者数が増えました。南陽高校は2年連続で定員が40名ずつ減り、中期選抜の定員は112名となりました。
それもあって、競争率が大きく上がるという結果になりました。

さて、今年度(2022年度)はどうでしょう。

「差」の合計の値は81名。2020年度とほとんど同数です。
ここから例年通り60名程度増加すると、140名程度。おそらく去年の難易度から敬遠する人がでるだろうと見越して120名~130名程度の志願者数を予想していました。
ですので、競争率は1.2倍程度になるのではないかと思っていました。

昨日、京都府教育委員会から志願者数が発表されましたが、なんと志願者数が105名。
定員より少ない志願者数となりました。

去年の1.6倍のインパクトが強かったので、敬遠した人が多かったのでしょうか。
この結果はちょっと予測できませんでした。

いわゆる「定員割れ」になっているのですが、南陽高校に出願した人が全員合格できるわけではありません。
定員の90%(100.8人)は南陽高校を第1順位として志願した人(105人)から選ばれます。

この100人に入れなかった5人程度は、「城南菱創→南陽」のように南陽高校を第2順位として出願している人とのこり12席の椅子を争うことになります。
城南教養高校(80人定員)には132人の志願者がいますので、最大52名がその5席ほどを狙っている可能性があります。

(実際には去年の倍率を考え、第2順位に南陽高校を書くという強気な出願をしている人は多くないと思われます)

南陽高校を出願したみなさんは油断することなく、ベストをつくしてください。
そして、上位100人に入り、確実に合格を勝ち取ってください。

南陽高校の志願者数が減った影響を受けたように見えるのが、莵道高校です。

莵道高校は競争率が1.11倍。(去年が0.87倍)
去年競争率が高かった南陽高校には出願せず、莵道高校 と考えた受験生もいるのではないかと思います。
倍率がとても高いというわけではないですが、例年よりは厳しい入試になります。

入試では、前年の競争率が高い学校が、次の年、競争率が低くなり、
前年の競争率が低かった学校が、次の年高くなるということがよくあります。
これを我々は「隔年現象」と呼ぶのですが、まさにそれが起きています。

一度、この「隔年現象」が起きると、しばらく競争率が揺れ動きます。
どの程度、高くなり、どの程度低くなるかの予測はとても難しいです。

予測不能な事態に対応するためには、確かな学力をつけておくことが一番だと思います。

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* 掲載当初 第1順位からの合格者を昨年度までの85%で計算しておりました。
  3月6日、今年度の90%に訂正しております。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ぜひぜひお待ちしています。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

◆◆◆本日もお読みいただきありがとうございます。 ◆◆◆

ひかり塾 木津エリア長 宮川

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