こんばんは。福島です!
今夜も城山台校からお届けします。
昨日は中秋の名月ということで、秋本番がやって来ます。
勉強の秋、到来です‼
さて、今日は国語の話。
物語文の読解で重要なポイントは
主人公の心情の変化を捉えること。
授業でよく説明することがあります。
それは、「どうしてですか。」「なぜそうなったのですか。」
と「行動の理由」を問われたら、
必ず『原因となった出来事』だけを書くのではなく、『そのときの気持ち(心情)』もセットで書くということ。
例文.ある日、福島君はテニススクールで7点先取のポイント戦をしました。
お相手はテニス歴40年(!)という妙齢の女性の方。
福島君は心の中でこう考えていました。
「いくら経験者といっても、僕の方が若いから走れて動けるだろう。最初は様子見ていくか。」と。
ゲームが始まって、お相手の最初のサーブ。
鬼スライスがかかっていて、追いつけませんでした...。
いやいや、次は取れる、取ってやる。
鬼スピンがかかっていて、僕の体を直撃しました。
1-7。惨敗。福島君は一人肩を震わせて泣いていました。
問. 福島君はどうして泣いたのでしょうか。
(よくある答え)
答. ゲームに負けたから。
この答えは、出来事しか書いてありません。さらに言うと、情報が不足しています。
(これもよくある答え)
答. 勝てると思っていた相手に惨敗したから。
この答えは、良くなりました。
「勝てると思っていた」という言葉がついています。
どんな「相手」かが分かりますし、福島君の気持ちも少しは浮かんできます。
でも、もっとはっきりと書く必要があります。
(模範解答例)
答. 自分が勝てると思っていた相手に惨敗したことに対して、悔しい(悲しい)気持ちが込み上げてきたから。
これは、正解ですね。ただ、出来事を書くだけではだめです。気持ちも書きましょう!
「出来事+気持ち」で完成です。
授業中の文章の中だけでなく、日々の生活の中でも
自分以外の人の心情の変化にも気を配っていきましょうね。
さて、中学部の塾生たちには、来る10/24(日)にけいはんなプラザにて
開催予定の「京都山城進学個別相談会」チラシを順次配布していっています。
中3生というよりも、来年受験生になる中2生(中1生)にもぜひ参加してもらいたいと思います。
ふぁいと。
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