9月22日㈬ 心情の変化

こんばんは。福島です!

今夜も城山台校からお届けします。

昨日は中秋の名月ということで、秋本番がやって来ます。

勉強の秋、到来です‼

さて、今日は国語の話。

物語文の読解で重要なポイントは

主人公の心情の変化を捉えること。

授業でよく説明することがあります。

それは、「どうしてですか。」「なぜそうなったのですか。」

「行動の理由」を問われたら、

必ず『原因となった出来事』だけを書くのではなく、『そのときの気持ち(心情)』もセットで書くということ。

例文.ある日、福島君はテニススクールで7点先取のポイント戦をしました。

お相手はテニス歴40年(!)という妙齢の女性の方。

福島君は心の中でこう考えていました。

「いくら経験者といっても、僕の方が若いから走れて動けるだろう。最初は様子見ていくか。」と。

ゲームが始まって、お相手の最初のサーブ。

鬼スライスがかかっていて、追いつけませんでした...。

いやいや、次は取れる、取ってやる。

鬼スピンがかかっていて、僕の体を直撃しました。

1-7。惨敗。福島君は一人肩を震わせて泣いていました。

問. 福島君はどうして泣いたのでしょうか。

(よくある答え)

答. ゲームに負けたから。

この答えは、出来事しか書いてありません。さらに言うと、情報が不足しています。

(これもよくある答え)

答. 勝てると思っていた相手に惨敗したから。

この答えは、良くなりました。

「勝てると思っていた」という言葉がついています。

どんな「相手」かが分かりますし、福島君の気持ちも少しは浮かんできます。

でも、もっとはっきりと書く必要があります。

(模範解答例)

答. 自分が勝てると思っていた相手に惨敗したことに対して、悔しい(悲しい)気持ちが込み上げてきたから。

これは、正解ですね。ただ、出来事を書くだけではだめです。気持ちも書きましょう!

「出来事+気持ち」で完成です。

授業中の文章の中だけでなく、日々の生活の中でも

自分以外の人の心情の変化にも気を配っていきましょうね。

さて、中学部の塾生たちには、来る10/24(日)にけいはんなプラザにて

開催予定の「京都山城進学個別相談会」チラシを順次配布していっています。

中3生というよりも、来年受験生になる中2生(中1生)にもぜひ参加してもらいたいと思います。

ふぁいと。

◆◆◆本日もお読みいただきありがとうございます。 ◆◆◆

ひかり塾 州見台校 福島


タイトルとURLをコピーしました