7月14日(木)中央値

こんばんは。

木津エリアの宮川です。

先日こんなニュースをみました。

国会議員の平均所得は2255万円で、前回の調査より162万円へった。
最も多かった議員は12億9千万円の議員で、1億を超えるのはこの人だけとのこと。

なお、この議員は前回の調査のときは年間所得が19億だったとのこと。
国会議員500名ほどの平均ということなので、この議員の減少分の6億円は1人あたりにすると約120万円にあたります。

この議員の方は国会議員になる前に、会社を創業していて、その会社の株の配当やら、
株の売却の利益やらがあるそうで、その所得になるそうです。

しかし、12億って平均値から2桁も違う値です。
1億をこえる議員が他にいないということは2位の値からも2桁違うわけです。
算数の先生としては、「この平均は意味ないのでは・・・」と思うわけです。

「平均」って実は必ずしも真ん中を指しているわけではないんですよね。
このように、他のデータから大きくはずれた値(はずれ値といいます)がある場合、
その値の影響を受けてしまって、「平均」が「だいたいの真ん中」ではなくなってしまいます。

こういうときは、「中央値」というものを使えば、「だいたいの真ん中」がわかります。
小学校6年生の1学期で学習しますね。

このように、テレビやインターネットのニュースで使われている数字の中には、
正しくない数値、信用できない数値があります。

しっかり学習して、数字に強い大人、データを正しく読める大人になる方が、将来有利だと思います。

夏休みもちゃんと学習して、賢い人間になりましょうね。

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◆◆◆本日もお読みいただきありがとうございます。 ◆◆◆

ひかり塾 木津エリア長 宮川

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